こないだ、いつも行かない地域へ用事があったので、帰りにお気に入りのカフェに寄った。 ⇒八六八ビル
お気に入りとは言うものの、今回まだ二度め。いつもはFacebookなどの写真投稿を楽しみにしているってだけ。というのも交通的に自分ちからは行きにくかったりするので、今回寄れてよかった。
オーブンであたためなおしてくれるスコーンの香りと、印刷所を改装してつくられたという無機質かつ使い込まれた風合いがとっても好き。なんというか、こういうインテリアを作ろうとして作ったわけじゃない、もともとあるものを必然的に活かした感がいいのよね。
帰りはめっちゃエネルギーチャージできて、2~3キロ歩いて帰れた(乗り換えの少ない最寄りの電車がないw)
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いつかやろう、やりたい、と思っていて、いつでもやれそうなこと。でもいつもやらずに過ぎてしまうこと。これってめっちゃ大事なことが多い。
もし、価値観リストに載せるとしたら、3~5位に位置づけされるもの。後回しになってないだろうか。
1位や2位については、いてもたってもいられなくてやっちゃうだろう。ついつい揃えてしまうコレクションとか、昨日も行ったのにまた立ち寄っちゃうケーキ屋とか。
でも3位からはどうだろう。
20代まではそれこそ不器用すぎて、1位に向かうときは1位だけ!みたいにまっしぐらだった。その分他はけずる、けずる。そうすると、一瞬の満足はあっても、いつしか自分の全体性が足りなくなってきて、歩けなくなってしまう。
たとえるなら、フェラーリを買うために食事をカップラーメンでしのいでいたりとか。ブランドバッグを買うためにコスメは100均にしているようなもん。いずれ揺り戻しが起こるよね、そら。
3位とか5位とかいうと、大して大事じゃないような気がしてしまう。取り組んでも、急にテンションが爆上がりするわけでもなく、じんわりちょっと幸せかな、くらいで実感としても分かりにくい。
けども、1000も10000もある趣味嗜好の中からえらばれたトップ10に入るのだと考えたら、いかに大事かが分かる。
もちろん1位の方が圧倒的に大事だから、グラデーション状に優先順位をつけていいんだけど。今では、どれも少しずつでいいから大事にしていく方が、結果として全体が豊かになっていく、というのを実感している。自分の全体性が埋まって満たされていく感じ。関係のなかったものがつながっていく感じ。
好きなことをやろう、と言われると、ちょっとでも嫌いなことぜんぶ辞めてしまったり、むちゃくちゃ情熱的になれること探して「ない…」と思ってしまったりするのは、きっと1位を重要視し過ぎてるからなんじゃないかな。1位だけに没頭できてるように見える人も、いるだけ。見えないところで他のことも大切にしているかもしれない。
1番好きなものだって、ゆっくり情熱を育てていけばいい。やってみて初めて感じることがあるから。