香澄(kasumi)
幼少期から転居、転校の経験が多く、
人に感情移入をなるべくせずに、引いた視点で見がちな子供に育つ。
両親や家族、ご近所づきあい、クラスメイトなどの人間関係を観察していて得たのは
以下のような認識でした。
人は、一見同じものを見ていても、まったく違う主観の世界の中に生きていて、
その主観の世界の判断をもとに、人と対話している。
人と人との「すれ違い」も、「熱い共感」も、気づいてないけど「主観」から生まれている。
幼い頃は、そのすれ違いばかりに目が向いて苦しかったんですが、
徐々に、その「主観」を修正していくことで、自由の幅が増えていくことに気づいていきました。
20代はファッションやビューティ関連の職種を経験し、
「美」というものが「客観」と「主観」のちょうど中間点にあることに面白さを感じました。
他人から見た「客観」的視点を知りながらも、
最終的には、「主観」の世界を大いに楽しむことを伝達。
自分自身も徐々に、自由の幅を広げていきました。
これが、幼少期に抱えてきた「すれ違い」への苦しみを癒してくれることに気づきます。
そして今は、「主観」の世界の楽しさを味わいまくっています。
部屋から一歩も動かずとも、「主観」を拡大することで世界がガラッと変わっていく。
大きく動けば、さらに変わっていくことを体感。
この楽しみや経験を、いつか誰かと共有できればと思い、備忘録を残しています。
UnsplashのElla Jardimが撮影した写真