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そろそろ面倒くさいことをやろうぜ。
と、思います。
私は超面倒くさがりなんで、どんなことでもできれば一瞬とか、数か月とか、長くても1年でモノになれば、カタチになればいいなとばかり思ってきた。その結果なににも手をつけずに若い(と一般的に言われる)時間を、将来(?)役に立ちそうなことだけに費やしてきたわけですが…。
今ではそれがむしろ時間のムダだったんじゃないかとすら、思います。いや、長い目で見たらムダなんてことはないのですが、あえて大げさに言うならば、そうなんですよ。
どうやらいちばん面白いことは、いちばん面倒くさそうでいちばん結果が約束されていなさそうなことにばかり隠れてるらしいぞ、ということに30代後半になってよーうやく、気づきましてん。
だってたとえばよ。猛暑のなかわざわざ器材揃えて、クソ暑い屋外で人集めてBBQするとか!わざわざ水着に着替えて砂まみれ潮まみれになりながら海水浴するとか!めちゃめちゃ面倒ですやん。でもめちゃめちゃ楽しかったりしますやん!!
いや…そんなリア充なことあまりしない私ですが、部屋から一歩も動かないでできるテレビゲームとかも実はそうで。強い敵倒すためのレベル上げとか、アクション動作のボタンの押し方を練習するとか、ゲームオーバーなったらやり直すとか、実際やってみると、クソ面倒くさい。アホほど時間のムダですやんw
でもそういうのをやってみた後にしか、その時間の意味は見いだせない。ムダかムダじゃないかなんて分からない…。というか面倒なことほど面白いことはないらしい、ってことが分かるんですわ。
カレーだって今レトルトでチンすれば一瞬でいろんな国のいろんなカレー食べれるんですわ。ハイ終了。ってところなんだけど、それをわっざわざ汗かきながらたくさんの材料買ってきて切ってじっくり炒めてじっくり煮込んで、何時間も手間かける。チンした味と、もしかしたら同じかもしれない。それよりマズイかもしんない。でもそこにあえて時間を掛けてはじめて感じる快楽、面白いことがある。ってことらしい。
だから面倒くさいことを見つけてしまったら「くうううっそーーー!!見つけてしまったぜ!!」とマゾ喜びしながらそれをいそいそと一つずつ、味わいながら片づけていくこと。こういうのが最近の私の人生の大枠を占めているのでございます。
あ、それにしても大概ヤなことはやんないんだけどね。あくまで興味があればこそ、「面倒くさいな」もセットで思うわけで。そこに宝ものがあるんだと思うわけです。