エンジンをかける必要はない

人生には2段階のフェーズがある、と多くの人が言ってます。

私が体感したことによると、その1段階目のフェーズは、
・エンジンをかけるフェーズ

「モチベーション」という言葉がピッタリきます。
外からの刺激によってやる気を起こし、行動を重ね、それに見合った結果を得る、というフェーズ。
他からの評価や物理的報酬がさらにモチベーションに火をつけます。

ただ、限界もあるので、無限にエンジンをかけ続けると、資力、体力や精神力が枯渇する場合があります。

そして2段階目のフェーズは、
・ブレーキをかけないフェーズ

この時期の行動は、モチベーションに頼りません。エンジンはかけなくていいんです。
じっとしていても湧いてくる衝動を感じ取り、心に従って動く(あるいは動かない)。意図的にやることといえば、選別と決定。

自分の心のエネルギーを汲み取り、そのエネルギーが大きいほど、現象として受け取れる体験が大きく感じられる、という感覚です。

1段階目と2段階目で得られるものは、ものの大きさとか数値の大きさで単純比較できない。

ただ、経験上、2段階目はたしかに味わいとして深みを増している感覚があります。
2段階目が「言葉にできない」と評されるのは、そのためです。

その先の段階もあるんだろうなと推測できるけど、私が感じられているのは今のところ、ここまで。
そして、ようやく2段階目を安心して乗りこなしはじめた(自転車でいえば補助輪が外れはじめた)くらいじゃないかなと。

1段階目のような限界は感じにくくなってきていますが、無限と言えるにはもう少しかな。

UnsplashErik Mcleanが撮影した写真

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