自分の中に住む中二にエサをやれ。

中二じゃなくても、五歳児でもいい。

誰しも、変身ベルトヒーローに憧れて変身ポーズをとったり、お姫様に憧れでフリフリスカートをつまんでうやうやしくお辞儀したり、したことあるだろう。
なんにしろ、今思い返すと愛らしくも、イタい奴な時代だ。

でも、イタい時代はどこまでもイメージが広がった。いつまでもその役どころに没頭していられた。実際アナタはただの無力な子どもなんですよ、という親の視線もムシして、夢中でその世界にハマっていたはずだ。

私も、あった。

運動もできないのに、しかも女子なのに、キャプテン翼のように一日ボールを蹴ってはキメポーズをとっていたこと。
王子様の舞踏会への誘いを、受けるかことわるか迷うお姫様ごっこをしていたこと。
マンガや料理レシピやコーディネートを書いた紙の束を、雑誌編集者気どりで ホッチキスで止めていたこと。

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そして今、その子どもたちは無力な時代を卒業して、人に影響をあたえられる「オトナ」ってやつになった。はずなんだ。だからこのブログを読めていると思う。たとえあなたが成人式を迎えていなかったとしても、自分の思いや考えを持てるということはすでに「オトナ」だ。

「オトナ」になったからこそ、あの頃のハートを思い出す必要があるんだと思う。
あの頃は架空の世界で遊ぶしかなかった。でも、たいせつなのは、架空か現実かじゃない。求めるべきはあの当時の「ハートの状態」だ。 クサいでしょ。イタいでしょ。そして猛烈に恥ずかしいでしょ。でも、それを冷静に、現実的に見れる今だからこそ、ただの妄想だった「アレ」を現実に変えていくことができると思うんだ。

ほんとうに自分の人生を描くためのエネルギー源は、中二とか五歳児のような無謀な、計算違いの妄想からはじまる。現実的もなにも、目指さなければその100分の1すらかなわない。そう思うと、たとえはじまりは妄想であっても、一歩を踏み出す人を誰が笑えるだろうか。

思い出すだけじゃない。じゃんじゃんエサをやろう。当時ほしくても買えなかったおもちゃ。役に立たないけどあの頃のワクワク感を思い出すデザイン。それが自分の中に住む中二を育てて、イマジネーションを拡げる糧となる。

Photo by Steven Libralon on Unsplash

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