気づきと呼吸法と有酸素運動。

自分の意志と関係なくグルグルとエネルギーを消耗し続ける思考に悩んでいました。
ほんとに、眠れなくてキツかったときもあった。

そこから、思考を止めるというトライを始めたのが、前回までの話です。

 ⇒ 思考が暴走していました。

といっても、意志のチカラで思考を止めるわけではありません。
それが、一般的に「思考を止めるのはムリ」と言われるゆえん。

では、具体的に何をするかというと…。最も再現性が高いと言われているおススメの方法が

・エレベーターの呼吸

というものです。

体内にエレベーターの床のようなものをイメージしながら呼吸をします。
詳しくは以下の動画を参照してください。

呼吸法に慣れていない場合は、はじめはやりづらかったり、これでいいのかな?と思うことも多いようですが、そのときは、呼吸を意識し続けるだけでもいいそうです。

これ、カンタンそうで意外と慣れがいりました。
「呼吸法をやっている」ということ自体をあっという間に忘れるから…!
気づいたらなんか関係ないことを考え始めています。次やることに意識がいっちゃいます。

とにかく、筋トレと同じように「呼吸を意識し続ける筋肉」みたいなものを鍛えること。
誰でもやったらやっただけ、自動思考が止まる状態に近づけるそうです。

有効なワークはとにかく、たくさんの種類があります。
ほかに主にやっていたのは、

・そもそも今、思考していることに気づく
・有酸素運動

など。

悟りに興味があると、よく耳にすることなんですが、「思考は自分ではない」のです。

何かに考えを巡らせていたとき、「あ、今コレについて考えてたわー」と気づく。気づくということは、気づいている自分は思考している自分とは別なんですよね。

「…?????」

脳のことを学んでいくと面白いのは、自分の意識とは関係なく、脳神経回路は動く、ということ。自分の意識で動かしていない…ということは、つまり別人格みたいなもんです。

普段生きていても、シチュエーションによって、いろんな自分が出てくることに気づく人は多いと思います。

【家族といる自分、上司の前の自分、好きな人の前にいる自分、大勢の人前でしゃべる自分、ピンチに陥ったときにとっさの判断をする自分、車の運転をするときの自分、お酒飲んだときの自分…】

思い通りに振る舞えるときもあれば、無意識に、思ってもない行動を取ってしまって後悔することもありますよね(思い出したくもないですが…(笑))。
そういう風に、脳のどの部位が優位かによって、意識とは違った人格のようなものがあらわれる。誰でもそうなんですよね。「自動思考をする自分」って、そのひとつだと思った方がいい。

だから、思考に巻き込まれるのは自分のせいじゃない。
そうやって、いったん自分と切り離して見てみるんです。そうすると一歩、思考から自由になれます。

有酸素運動も、カラダに意識がいくので有効。
私は、ダンスっぽいエクササイズが好きなので、振り付けの難しめなエアロビクスとかをやっています。

今でも、思考が湧いたり、静まったり、上下を繰り返しはします…。
でもこの取り組みを始めて、徐々に巻き込まれなくなってきました。同時に、カラダも少しずつラクになってきました。

体感の話をする前に、長くなってしまったので、続きは次回。

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