ブログやメルマガで発信したり、「私はこんな活動しています」、って名乗って、やりたいことを手当たり次第やってみたり。
私も、やってみたいけど…。その一歩目が、なんとなく恐い。
そんな心境に何度となく触れる人もいるかと思います。
理由のひとつは、
◆自分と違う意見・考えの人がいるかもしれないと思い、それを恐れてしまうから。
今回はこの解消法をお伝えしていきます。
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自由に振る舞っていて
「いいねぇ」って歓迎してくれる人ばかりだったらいいけれど
「それ、違うんじゃない?」って眉をしかめる人もいるかもしれないから、それを恐れてしまう。
こういうこと、私にもあります。
ちなみに、そう思って気にしているときほど、自分の価値観に反する発言をしてる人を、それはもうしょっちゅう目にしてしまうんですよね。
これは心のメカニズムのひとつ。
「やりたい」「でも自分がやっちゃいけないかも」
という葛藤が常に心の中で起こっているので、余計に気になって、葛藤のタネがもっともっと、視界に入ってしまうんですよね。
ある時は「私にはこれを言うしか道がない!」と勇気を奮い立たせたのに
次の週には、自分と違う意見を目にして
「いやいや…やっぱり私の考えは間違ってるかもしれない」
としり込みする。の繰り返し。
私もいっとき、それにハマりました。
しかも、その「自分と違う」意見の人が、仲のいい人や身近な人だったりすると余計に。あぁ…もうこの人の前ではやりたいことの話はするまい…と怖じ気づいてしまうこともあります。
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自分の価値観を発信することって、自分の生きざまを丸ごと、人に伝え続けること。
普段の生活では、言わない限り誰にも知られないことなので、慣れないうちはけっこう勇気がいるものです。
でもここで、発想の転換をしてみてください。
人から同意・共感をもらうことを目的とするのではなく
■それぞれの人が、違いを最大限発揮して発信してるんだ。
という向きへと見方を変えてみるんです。
人が自由に発言、行動する自由があることを認めることで、自分自身も自由に発言、行動する自由があることを自分にたいして、認めやすくなってくるんです。
違いは、違い。ただそれだけ。
別に違った意見を嫌いなままでもいいし、かといって争うこともない。その逆に同意・共感することもない。
そして、これができると見えてくるものがあります。
それは
■相手の意見から浮かび上がってくる、自分の美学。
なぜあなたは、相手の発言が自分に反している、と感じてしまったのでしょう。
具体的にどこが違うのか。
どこがイラつき、反発してしまうのか。
許せないところはどこなのか。
⇒じゃあ結局、どうなったら嬉しいし心地いいのか。
相手の意見をじっくり見つめることから、あなたが大事にしている世界観が見えてきます。
それをていねいに見つめて、表現していけばいいだけ。
「私にも相手にも、自分なりの美学があるから周りの意見が気になるんだ」
と捉えなおせると、冷静になれます。
無理に同意・共感することもない、と言ったのはそういう意味です。
「あなたの価値観を発信のコンセプトにしましょう」
「あなたの軸をハッキリさせましょう」
漠然とそう言われても、なかなか思い付かないものですが、
反対意見を目にすることで、自分の想いが浮かび上がってくるんです。
ただ、感情的にしか見てないから、違う意見が気になってしまうんですね。
冷静になれるまで見つめていくと
ホントに、違う意見が気にならなくなりますよ。
どうせなら真っ向から、活用してみるのもおすすめです。
rewrite of 2014/10/9