前回の続きを書きたいと思います。
前回↓
人生を黒字化するためにたどってきた道のりを記録してみようと思います。まずはこちらから。
①古今東西の心理学を学んだ時期
この時期がいちばん長いです。実際、物心ついてこのかた、「心理学くらい学ばないとやってられなかった」というのが正直なところです。
子供のころから、人に比べて考えすぎるところがあるきらいがありました。それゆえ、「あんまり考えすぎるなよ」と言ってくる人の気持ちが分からずに余計に孤立。どうしたら人とコミュニケーションをとれるのかを、コミュニケーションで学ぶんじゃなく、本から学ぶという本末転倒ぐあい。
当時は感情の起伏によって嗜好が違っていて、「そのままの自分でいい」系と、「自分の可能性を開く」系の、両極端の本を交互に読んでました(もちろん書いてること真逆w)。
実際に本当に心理学が生きたのって、社会に出てだいぶ経って、「人のためになるにはどうしたらいいか」を考えるようになってからです(そして、それはおそらく今も生きています)。
まあ、人のためとかカッコいいこと言ってますが、当時の目的の最終地点はお金を稼ぎたいとか、人気者になりたいとかそういうことですよ。陰湿ぎみな人生なので、一回くらい「社会的に」ひと花咲かせられないかなぁと…(笑)。そしてそれには、人の気持ちが分かんないなんて言ってられないなぁと…。
本当に本当に、人の気持ちや世間の気持ちが感じられない、ヤバいヤツでしたから。冷徹とかロボットみたいとも、よく言われました。自分や他人が、理屈で割り切れたらどんなにかいいだろう、と思ってました。気持ちが分かって、コントロールしたいとも思ってました。ええ、この性質今も別に、なくなったわけじゃありません。
で、「人の気持ちが分かる」というのを突き詰めていった結果…。
本当に分かってないのは自分自身の気持ちなのだ
ということにたどり着いたんですよね。
理性と感情を切り離して、感情は感情として処理し(たつもり)、理性で変えられることだけを変えられたらいいんじゃないかと。その結果、何度も感情が暴発してましたね。
そこに限界を感じていたころ、響いた本がありました。
記憶している範囲ではたしか…「社会的に」ひと花咲かせた主人公が、感情を無視し過ぎたことで家庭崩壊をまねき、「成功法則ってなんだったんだ…」となるようなストーリーですね。もっとも私はひと花どころか、失敗ばかりしていましたが(笑)。
人生の陰陽両極について同時に語られていることって当時、ほとんどなかったので、ようやく自分の2面性がある理由に理解が及んだような気がします。ここではまだその知識を活かせてはいませんが、今思えばこれが人生黒字化計画の始まりだったかなと。
心理学・学び時期のいちばんのキーワードは「潜在意識」。
自分でコントロールできない心の領域があって、しかもそれは何層かあって(数えられるわけじゃないですが)、誰しも多かれ少なかれそれに行動を支配されているのだと。
当時は「じゃあ潜在意識をコントロールできればいいのかな」と思ってたんです。が、結論から言うとそれはめちゃめちゃ至難の業でした。というか持続性のあるものではありませんでした。
せめてワケのわかんないまま潜在意識にコントロールされるのだけでも防げればよいんだな、と理解できたのはもっと先の段階になってからです。
今思うと、いちばん何かを学んでいたのに、いちばん何も掴んではいなかった時期ですね…。結論がない(笑)。